2021/03/16
このコーナーは、とっつきにくい人事評価制度について、 概念や制度、仕組みなどをお伝えしていくコーナーです。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
▼人事評価制度ってそもそも何？
さて、今回のテーマですが人事評価制度ってそもそも何？ という内容についてお伝えしたいと思います。
それでは早速いきましょう。
人事評価制度とは、仕事に対する成果を評価する制度の事で、 組織と人材が成長していくための手段の一つです。
手段の一つとあえて書きましたが、 人事評価制度自体がないという会社もありますし、 もっと人数が増えてから構築設計しようと考えている 経営者の方も大変多くいらっしゃいます。
【中小企業における人事評価制度導入の現状】
ある調査サービスを使って、 実際に中小企業の人事評価制度の導入状況（対象社数250社）について 調べた結果があるのですが、
従業員が50名未満の企業（調査対象216社）の75%が導入していないと回答。
50名以上の企業（調査対象42社）では、24%が導入していない事がわかっています。
▼会社にとって絶対に評価制度がなければ経営できないのか？ 実は、そうでもありません。
実際に従業員が10名以下の小規模な会社では、 約80％の会社が制度を導入していないと答えています。
ただ、この人事評価制度がない、 もしくは制度は設けているが正しく機能していないのであれば、
組織はそれ以上大きく成長する事はありません。
必ずどこかのタイミングで、組織や人の壁にぶつかるからです。
・働きをちゃんと評価してもらえない。
・何をどう頑張れば評価されるのかわからない。
・この会社では明るい未来が見えない。
といった不平不満が従業員の中で増幅してしまい、
仕事へのやりがいや会社への貢献意欲をなくしてしまい、
大切な人財の離脱が発生するきっかけにもなりえます。
反対の言い方をしますと、この人事評価制度が上手く機能するようになれば、
経営者側が従業員にやって欲しい事と、 従業員のモチベーション向上や自律した社員としての成長がマッチし、
好循環が生まれます。
もちろん、組織編成や社会情勢などの変化に応じて、 ブラッシュアップしていく事は必ず必要になってきます。
しかし、この課題について早くから向き合えるかどうかで、 後々大きな差が生じてきます。
では、今回はこのあたりで失礼致します。
次回は「弊社が推奨する人事評価制度、特徴3つから考える。」について 詳しくお伝えしていきます。
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